2011年04月30日

すごくきつい1日 巡礼の旅フランス


4月30日(土) 巡礼8日目 28km

今日は目覚ましが鳴る前の朝6時15分に2人とも目覚める。少なくとも28km先の町Golinhacまでは歩かなければならないため、急いで朝ごはんを食べ7時20分には出発する。
今日は霧が濃く出ているため肌寒い。

しかし歩くにはなかなか良い気候である。
歩き始めはなだらかだったのに、30分ほど歩くと急な山道に一変・・・朝一からは若干きつい・・・早めに出発しておいたお陰で精神的にゆとりがあるからまだましだけど。
山道を登りきるとしばらく平地。ちょうど山の麓に雲海を眺めながら歩くことが出来て綺麗。
気持ちよく歩いていると遠くの方に牛の姿が。じぃ〜と眺めていると急に牛達がもうダッシュでやってきた。どうやらご主人さんが餌を与えに来てくれたものと勘違いした模様。しかし、牛達の中に鈴を首からぶら下げている子が時々おり、彼らが歩くたびにチリンチリンと涼やかな音を奏でているのが面白い。

平地こそ距離を稼がなければとハイペースで進むと再び山道が・・・しかたがないので山道へと入ろうとすると、後ろから来たフランス人のおばちゃん2人組みは「これは無理だわ(笑)」と車道を歩いてのショートカットコースをチョイス。なにやらずるい気がするものの、その人の力に合った歩き方で良いのかな、とも思う。とりあえず僕らは行ける所まではずるをせずに正規のコースで挑みます。


今日はあまり休憩せず僕らにしてはハイペースで進んできているのに後ろから普通についてくるおじさんたちが・・・みんなタフだなぁ。
正午ごろ雰囲気の良さそうな町に差し掛かるものの、コースから離れるため通過・・・まだ余分な体力を使う余裕はありません。

その後川沿いの平坦なコースが続いたため、ゆっくりと歩き続ける。この辺りの川にはけっこう大きな魚が泳いでおり中には1mに迫りそうなサイズまでも肉眼で確認できる。こいつらを釣ったら食事には困らないんだろうな。

朝早くから歩き始めた分、午前中のうちに18kmほど進むことが出来たもののまだ10km残っている・・・そしてアサが午前中にしてかなり限界そうな様子。
28km先の宿に泊まれたら良いがもし泊まれなかったらきっとアサは限界だろうな・・・・
しかし、限界になって無理をすると怪我に繋がってしまうためにやむをえず、アサ温存作戦で久々にバックパック2つ担ぎを行うことに。とりあえず10km先の町まではアサを温存させ、そこで宿が見つからなかったら再び頑張ってもらおう。

しかし、バックパック2個担ぐのはやっぱり視線が気になる。でもしょうがないので早足でテクテク歩くとアサを見失う・・・だいぶ後ろに置いてきてしまったらしい・・・仕方がないので休憩がてら座って待っていると2個背負っている姿を見た人たちが「すごいわね!!力持ち!!」と褒めてくれる。でも個人的には自分がポーターになったみたいである。 
ネパールやチベットのポーターの人たちはこれどころじゃないんだろうな。と、彼らについて妙に感心する。

アサも追いついてきたのでもう一頑張り、しかし荷物無しでもまともに歩けないぐらいアサは限界に来ているらしい。さてどうしたものか?次の町はまだまだありそうだし・・・・と地図とにらめっこしていると!!!!なんということか・・・宿泊予定の町にいつの間にか着いていた。これにはびっくり。どうやら途中からペースアップしていたため予定より早く着いたようである。

さてとりあえず1件目にあたると・・・あえなく満室・・・・しかもつぎのジットはここから少し離れるらしい・・・しかたがないのでさらに20分ほど歩きようやく次のジットを坂の上に発見。アサは坂の下で休憩させておき、今日宿泊できるか確認しに行くと・・・無常にも満室・・・・しかもこの次のジットは10km先・・・そこまではアサが持ちそうにない・・・ので本日はお金を余分に出しキャビンタイプの個室に宿泊することに。一人20ユーロといつもの7割り増しほどだがこういう時は仕方がない。ここで無理をして怪我をしたほうが大変。

宿泊すると知ってる顔が次から次へとやって来た。最近この巡礼の道を歩いている人の半数以上が顔見知りになってきた気がする。

みんな親切で「洗濯機で一緒に洗濯物まわしてあげる。」「一緒にご飯食べましょうよ!!」「ワインを飲んでいきなさい」など30過ぎた僕らを可愛がってくれます。まぁみんな50過ぎぐらいなので僕らが子供のように感じるのかもしれません。しかし人々の優しさに毎日触れることができありがたいことです。

受付のお姉ちゃんに明日とあさっての町の宿を予約してもらい、ワインをご馳走になり、みんなと夕食を食べ、アサは9時前に就寝。今日歩きながら「バスに乗ってコンポステーラまで行きたいな・・・」などと言い始めていたのだが、はたしてどうなることやら・・・無事に着くかどうかはアサ次第かな?明日には僕もさすがに筋肉痛などが来そうだ。自分も体調面は気をつけよう。

sato
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2011年04月29日

2本杖になる 巡礼の旅フランス


4月29日(金) 巡礼7日目 22km

今日は少し早めに7時45分出発。
始めは少し上る。昨日泊まったSt Chelyの町が見下ろせた。かわいい町だなと再び思う。
今日は高原ではなく山の中をひたすら進む。そして400m下る・・・
右足の裏が痛い。
歩きすぎた時に痛くなる痛さがこのところずっと続いている。
杖を1本しか持っていないから片方にだけ重心がかかるのかもしれないと思い、2本杖を使ってみることにする。少し楽なようなきもするし同じような気もするし・・・
数日は2本杖で様子をみよう。

また花の種類が変わってきた。
黄色のスイセンが白のスイセンに変わり、タンポポが綿帽子だけになった。
そしてレンゲやケシの花も咲いている。
相変わらずかわいいウロコ屋根の家がポツンの建っている。
山道だったせいかなかなか距離が進まない。かなり歩いた気分なのに昼を過ぎても
15kmほどしか歩いてなかった。
13時半頃由緒ある町St Come d'Oltに到着。古い建物が残り細道の多い素敵な町だ。
ここでお昼休憩にする。今朝はパン屋にいっていないからこの町のパン屋さんへ。
2件あるうちの庶民的なほうへいってみた。
おいしそうなパンが並ぶ。ちょっと皮の色が濃い1.2ユーロのフランスパンと計り売りの
パンを2種類買う。ひとつは中がもっちりとした大きなパン。
それともうひとつはこの地方の名物らしき上に砂糖がかかった甘いパン。
店員さんにちょっとだけ切ってほしいと頼むと快く応じてくれ「ボナ・ペティ」と
言って渡してくれた。

教会の前の椅子に座って食べる。
!!!おいしい! 巡礼中おいしいパンの1位になりました。
全種類おいしかったー。何もつけなくても皮も中身もおいしいパンでした。

休憩もほどほどに歩き始める。あと6kmほど。山道を登って下る。
なかなか思ったように進まない。顔見知りの人達も同じようなペースで抜きつ抜かれつと
いった感じだ。みんなきつそう。


やっと目的地のEspalionの町に着く。Le Puyの次くらいに大きな町だと思う。
久しぶりにたくさんの人をみた。歩いている途中に通る町(村?)では昼間はみんな仕事に
でているのか人をほとんどみかけない。たくさんの人がいると変な感じがする。
町の入り口からGITEのあるところまで行くのに30分は歩いた。遠い。
小さな町のほうがありがたい。

GITEはインフォメーションセンターの近くにあり、歩いている途中にみつけた。
4人ドミトリーでひとり13.2ユーロ。ここもすごくきれい。
同室はドイツ人のおじさんがひとり。とても気さくでいい人。
同室の人がいい人だと嬉しいし気分よく過ごせる。
3日連続同じ宿に泊まっているエスペルおじいちゃんとミシェルおばちゃんもいた。
ジョンマリーとリリアンの夫婦を今日出発して以来見ていない。
ちゃんとこの町にたどり着けたのかな。

明日は長い歩きになりそう。目的地のGITEがいっぱいで予約が取れていないため明日はどうなるかわからない。同室のステファンは仕方なく36km先のGITEを予約したらしい。36kmも歩く自信ないし・・・少し不安。

asa


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2011年04月28日

フランスでパンを買う楽しみ 巡礼の旅フランス


4月28日(木) 巡礼6日目 17km

朝8時15分、宿を出る。日課のパン屋さんへ。フランスのパン屋さんは毎朝忙しそう。
お店の中はいい香りでいっぱい。いつもはサトがさっさとバゲットを買ってしまうけど
今日は私ひとりで買いにきたのでじっくり選ぶ。

気になったパンをみてるとお兄さんが「これにする?」と聞いてきた。
焼きたてらしくまだあたたかい。だけどけっこうでかいし値段がわからない。
一生懸命、フランス語で説明してくれるけどさっぱりわからない。
聞き取れたのはブリオッシュの生地になんか入れて焼き上げたという事とおいしいよ!ということ。
なので持っていた2ユーロを見せて「これで買える?」と聞くと「2ユーロ分切ってあげるよ。」といってくれた。焼きたてだから柔らかすぎてうまく切れない。切れ端を味見する。
ほわっと口の中に香りが広がる。ブリオッシュほど味が濃くないけど優しい味。これといつもより0.5ユーロほど高い方のバゲットを買う。サトがいるとすぐにいつもと同じ種類のバゲットを買ってしまうけど、今日は冒険して違う種類のバゲットを買う。皮よりふわふわの中身が多いバゲット。皮もしっかり味がしてパリパリ。
巡礼中で今のところ一番おいしかったバゲット。

パン屋さんを出ると昨日のマダム達が!
昨日のうちにLe Puyに戻ったのかと思ったらホテルでゆっくり1泊して今から戻るらしい。
フランス語と片言の英語で「コンポステーラまでがんばってね」といいながら余ったコーヒーやらサラミやらをくれた。ありがとう。

今日の目的地は17km先のSt Chely D' Aubrac。
歩きはじめはアップが続いた。でも緩やかなアップ。今日は霧がでていて止まると寒い。
景色が少し白んでいる。歩くにはちょうどいい気候だ。
ひたすら高原の中を歩く。映画でみたような風景だ。少し脚が痛むけどゆっくり歩く。
今日はスイレンと紫色の小さいスミレの花がいっぱい咲いている。
9km緩やかなアップが続く。
途中にある村々はウロコ屋根の家が建ち、趣がある。隠れ家的なホテルやEPICERIAという手作りのパテやテリーヌなどの瓶詰めを売る店がポツポツある。次に来るときはこういうホテルにも泊まりたい。
そしてその土地でとれた食材で作られたおいしいご飯を食べたいな。

後半はひたすら下る。
私は下りは苦手だ。1日だけ歩くのなら下りの方がもちろん楽だ。だけど数日、歩き続けていると話が違ってくる。脚の痛みが増すし筋肉がいう事きかなくなってくる。
昔、山登りで痛めた左膝や足を捻挫しないように注意して下らないといけないからペースも落ちる。周りの景色も楽しめない。ゆっくり足の裏全体で地面を踏みしめながら下りる。サトはとっくに先に進んでいるが気にせず自分のペースで下りる。足元しかほとんどみていないけど視界に、はっとするような綺麗な青い花や白い花が時々飛び込んできて疲れた気分を癒してくれる。
下り始めるとまた花が変わってきた。ヒヤシンスのような花や小さな白や青い花。
いろんな花が増えてきた。そしてまたタンポポもでてきた。花達も自分に合う土地を見つけて生きているんだなどと思いながら、自分に合う土地はどこなんだろうと考える。きっと日本だとは思う。いろんな国をまわっても日本ほど肌にしっくりくる国は未だみつかっていない。

世界を周れば周るほど自分は日本人なんだと感じる。



14時、今日の目的地の町が見えてきた。ウロコ屋根の家が連なる小さな町。
町には郵便局とパン屋がひとつづつ、商店が2つ、ホテルが4つ、レストランが4つある程度。このあたりでは少し大きめの町らしく教会にもお金がかかっているのだろう。町の真ん中に建つ教会は変にギラギラしていてわざとらしい感じがする。ギラギラしているけど完成度が低いというか・・・悪くいうと成金みたいな感じ。田舎にある質素な教会の方が私は好きだ。
今日の宿は昨日と同じような感じ。アットホームな感じではなく綺麗な宿泊所だ。
お金はインフォメーションセンターで払う。4人部屋のドミトリーでひとり13.5ユーロ。キッチンを自由に使えて大きなテーブルもある。到着すると昨日の宿で同室だったおじいちゃんがすでに到着してくつろいでいた。その後もみた顔が続々とやってくる。知ってる人が多いとなんとなく気が楽だし同じ道程を頑張って歩いてきたんだと思うと親近感も湧く。

今夜はロールキャベツのお惣菜を買ってマカロニを茹でて晩御飯にした。毎日お金をセーブして使っても1日ふたりで最低5千円はかかる。でも1日ふたりで1万5千円まで使えるなら感じのいい宿に泊まって美味しいご飯をお腹いっぱい食べて買い物もできると思う。

実際に巡礼の道は田舎の隠れ家的宿が多いし、こじゃれた感じがある。
キャンピングカーもよく走っているし、5日くらいの巡礼している人達は宿や風土料理も楽しみにして歩いているようだ。「巡礼道のお洒落な宿・お店」を隠れ家的なんとかなどといって格好よく掲載した本だせば売れるんじゃないかと思う。

今日はゆっくり休憩です。夜は同室のご夫婦と話をする。
旦那さんが学校の先生で奥さんが助産婦さん。息子さんはマダガスカルで養蜂場の指導をしているとかで楽しい話を聞かせてくれた。マダガスカルでは蜂蜜を取るのに蜂を焼き殺してしまうらしく、蜂が生き残れないらしい。だから蜂と共存する方法を教えているとの事。
ご夫婦の住まいはフランスのスイス近くらしく山があり自然が綺麗なところらしい。いつでも来ていいよといってくれた。

明日は22km歩く。もっと歩きたいけどその少し先の町にはGITEがなく30km以上歩かないといけなくなるので仕方ない。明日もいい気候になりますように。

asa
posted by hoso9 at 00:00 | Comment(0) | カミノ・デ・サンティアゴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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